前回の記事の続き、というか補足です。
政府のCIOが設置された経緯は、よくある「有識者会議での提言」という奴です。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20120625/405107/?ST=govtech&P=1
「政府情報システム刷新有識者会議」
とやらで、システム刷新を成功させるためには、政府CIOが必要だとか、
どのような体制が必要とか、どのような役割が必要だとか、
「有識者」たちが色々提言をしたそうです。
だた、この有識者たちの言っていること、本質を思いっきり外してます。
彼らの言うとおりに全部やっても、100%失敗すると断言できます。
実際、政府関係のシステム事業はやたらと失敗が多いです。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20120719/410230/?ST=system&P=1
過去に採られてきたシステム改革の方針自体が的外れだからです。
なので、その的外れな方針を改善しても、本質自体が外れているんですから、
何の価値もありません。
業務とシステムと将来の運営を全て見通し、
最もシンプルなシステムプロジェクトの構想をプロデュースする、
それを官僚が取組まざるを得なくなる、
そういう答えが別にあります。
でも、「有識者」はそれが判りませんから、
どっかの本に書いてあるような、形だけは立派な知識を披露しているみたいですね・・・。
まぁきっと、本質が判らないけどオシャレにインテリぶるのが「有識者」なんでしょうね~。
ホント、いい商売ですね。「有識者」って。