「政府システム調達、失敗の本質」があまりに本質を衝いていない件

 

 

みなさま、明けましておめでとうございます。

いやぁ、首都圏は大雪大変でしたね。

昨年末にスタッドレスに交換しておいたのは正しい判断だったと自画自賛です。

首都圏にはそもそも除雪というオペレーションがありませんからね。

雪が降ったら積もりっぱなし、交通量で溶かせ!って感じですもんね。

 

 

 

今回、2ちゃんねる風のタイトルにしてみたのは、

以前にも記事にした、特許庁のシステム開発失敗に関する日経BPの記事です。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20121204/441882/?ST=system

 

ちなみにこちらは毎日の記事。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130105-00000036-mai-soci

 

 

記事の内容は確認していただくとして、何よりびっくりしたのは、

「失敗は客(ユーザ)のせい、ベンダーやコンサルは悪くない!」

というのが「失敗の本質」だと言っているんです(((゜д゜;)))

いやぁ~、びっくり仰天ですね~。

 

 

プロジェクト構想からシステムの使用終了まで、

全てのライフサイクルを一人でマネジメントするコンサルとしては、

(私のことですが・・・何か?)

 

「圧倒的にコンサルが悪い!!」のです。

 

 

要は、

「プロジェクト自体の構想」と、

「システムや業務の構想」

が、根本的に間違っている、的外れ、方向違い、見当違い、ってこと。

 

それが「失敗の本質」です。

 

 

 

構想を考えたIBCSと、

マネジメントを担当したアクセンチュア、

その両社が「できもしないこと」を「紙に書くだけ」で、

莫大なカネをふんだくった、だから失敗しました。

(ちなみに何よりびっくりなのは、日経BPにも、毎日にも、アクセンチュアの名前が出てこないことです。

何も結果を出さないで29億もふんだくったアクセンチュアから、29億のボロ儲けのいくばくかでも貰っているんでしょうかねぇ??)

 

 

 

じゃぁどうすれば良かったのか、

折角なので(笑)次回に回します。

 

 

追記:弊社のこれまでのコンサルティング経験をまとめた、「公共団体のための情報システム調達ガイド」を作成しました。
システムの全てのフェーズで、リスクをコントロールし、マネジメントを行う手法をまとめています。

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